第一水産ブログ(お知らせや物流情報を不定期発信中です)
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年に何度かさせていただく、売船される船の輸出通関と船舶代理店のお仕事です。
・岸壁の確保
・関係各所(税関、港湾、入管、海上保安署、検疫など)への連絡
はいつも同じですが、
船主、船員(国籍)は毎回違いますし、求められることも違います
・エンジンの修理手配
・イーマルサットの修理手配
・船員さんの上陸手配などなど
なぜか『たまや本店』でふくフルコースをごちそうになり、
輸出側、輸入側のお客さんのお話を聞く機会にも恵まれました。
たくさん面白い話を聞かせていただき、自分の勉強不足を反省…。
下関を出港して目的地まで1ヶ月近くかかりましたが、無事到着したようで安心しました。
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中国向けに輸出されるホタテ(SCALLOP)の量が今年1月頃から爆発的に伸びてます。
2018年1月 364,615kg (下関 44,256kg 千歳 320,359kg )
2018年2月 896,788kg (下関 104,904kg 千歳 791,884kg)
2018年3月 853,831kg (下関 249,970kg 千歳 603,861kg)
昨年度は、1年間で9,259kgでしたので、爆買いです。
いったい中国で何が起きているのでしょうか??
『遼寧省でホタテ貝が大減産』なんてニュースもありますが、
真偽のほどは私にはわかりません。
千歳からは飛行機で運ばれていますが、積みきれないなんて話も聞きます。
当社も下関から中国太倉向けなどに輸出通関手続きをさせてもらっています。
中国向けに活魚車でホタテを積んで、輸出しようとした場合、
蘇州下関フェリー(下関⇔太倉)に船積みして運ばれています。
中国向けRORO船の航路がこれ以外にもあれば、輸出量はもっと増えそうな勢いです。
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韓国産活ヒラメは、活魚車に積まれて下関・博多・大阪に輸入されています。
輸入される量は下関港が日本一です。
当社も輸入通関させてもらっています。
しかし、輸入量は5年前と比べると、全体量が748,024kg(26.5%)減少しています。
その原因はおそらく、
①単価の上昇 ここ5年で㌔単価が¥339.7upしたこと。
②クドア(ヒラメに寄生する寄生虫)による食中毒の報道が頻繁にあったこと。
だと思います。
でも日本で回転寿司以外で魚を消費する量が激減していることは否めないでしょうね。
活ヒラメ(韓国産)輸入 0301.99-220 貿易統計 ひらめ(パラリクティス属) (単位:KG) 合計 下関 博多 大阪 前年対比 平均単価 2013年 2,962,354 1,774,622 1,116,775 70,957 – ¥1,290.5 2014年 2,817,979 1,775,814 1,039,186 2,979 95.1% ¥1,166.2 2015年 2,367,141 1,711,020 656,121 0 84.0% ¥1,415.9 2016年 2,304,192 1,430,226 873,966 0 97.3% ¥1,460.5 2017年 2,069,955 1,436,244 633,711 0 89.8% ¥1,630.2