2018年2月
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韓国による日本産水産物等の輸入規制に関するWTOパネル報告書の公表(水産庁)
今年中には何らかの動きがありそうですね。
下関港から韓国向けにたくさんの生鮮水産物が輸出されています。
北海道産のスケソウダラや和歌山県産などの太刀魚がメインですが、
旧正月前は下関に水揚げされたレンコダイやアカエイなども輸出されています。
原発事故後、激減しましたがそれでも2016年度で6,828t(約36億円)輸出されています。
生鮮水産物(0302魚(生鮮のもの及び冷蔵されたものに限る))輸出量、金額ともに日本一です。
2016年度 輸出国別 TOP10 税関別(韓国向け) 輸出国 重量(KG) 金額(千円) 税関名 重量(KG) 金額(千円) 1 韓国 6,985,887 ¥3,738,384 ⇒ 下関 6,828,153 ¥3,692,466 2 ロシア 3,176,246 ¥198,778 石狩 97,449 ¥28,187 3 グアム 1,573,257 ¥966,015 大阪 26,780 ¥8,446 4 アメリカ 1,108,900 ¥1,997,932 苫小牧 27,200 ¥7,094 5 香港 661,136 ¥1,204,298 博多 6,237 ¥1,959 6 中国 349,165 ¥929,384 福岡空港 68 ¥232 7 台湾 337,053 ¥399,658 合計 6,985,887 ¥3,738,384 8 タイ 66,495 ¥123,016 9 シンガポール 57,906 ¥133,839 10 マレーシア 45,227 ¥78,860 韓国は水産物等の輸入に関して、
①8県産(青森、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、千葉)の全ての水産物の輸入を禁止。
②輸出される水産物はすべて原産地証明書の添付が義務付け。
③8県産(北海道、東京、神奈川、愛知、三重、愛媛、熊本、鹿児島)は放射能検査証明書が必要。
こんな規制があります。
輸出通関以外に②③の代理申請も当社は行っています。
このニュースは我々の仕事には大きな影響がありますので、今後も注視していきます。
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1年に数回ですが、海外売船される船舶の代理業務をさせてもらうことがあります。
船主、代理店、船長・船員の国籍などがいつも違いますので、毎回新鮮で楽しいです。
今回は韓国釜山向けで韓国人船員4名、しかも英語が喋れるというコミュニケーションが
比較的取りやすいケースでした。
仕事上、韓国人とはいつも接しているので問題はありません。
船員さんを出国手続きに連れて行ったとき、足元がグラグラ、
地震かなと思ったけど他の人は誰も反応していない。
おかしいな~、熱でも出たのかなと思ったら、ただの船酔いでした。
停泊中の船に少し乗っただけでこれです。
私は船員には絶対なれません。
今回もイレギュラーなことがありましたが、なんとか出港していきました。
出港時はいつも事故なく目的地に到着することを祈ってます。
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『ホヤ』は原発事故の影響を最も受けた輸出商品のひとつです。
上記グラフの通り、
今年度は事故以前(2010年度)と比較して、おおよそ8割を超えるぐらいになるの数量ではないか思います。
震災前はほぼ宮城県産でしたが、震災後はすべて北海道産に切り替わりました。
韓国はいまも、宮城県、福島県、岩手県、青森県、千葉県、茨木県、栃木県、群馬県の
8県からの水産物の輸入を禁止しています。
これはどうなったんでしょうか。
宮城県産のホヤが解禁になることを祈っています。