2017 3月
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北海道産のホヤです。
福島第一原発事故以前は、年間7000t輸出されていました。
原発事故で落ち込みましたが、輸出量は徐々に回復傾向にあります。
2016年度(4~12月)で約3400t、2010年度のおおよそ半分になりました。
増えている要因は、
単価が安くなった(円安の影響?)ことと、
北海道産の養殖ホヤのサイズが良くなったことだと思います。
原発事故以前は、輸出されるホヤのほとんどが宮城県産でした。
しかし、『生鮮スケソウダラの輸出量、日本一は下関!』でも書きましたが、
東北他8県(福島県、宮城県、岩手県、青森県、群馬県、栃木県、茨城県、千葉県)
水産物は韓国側で輸入禁止になっています。
その結果、宮城県産の養殖ホヤは大量に処分されています。
原発事故からもうすぐ6年が経過しますが、
輸入規制は韓国だけではありません。
農林水産省ホームページより
食品等に係る諸外国への輸出に関する証明書発行について『東京電力福島第一原子力発電所事故を受けて諸外国・地域が実施している輸入規制強化に伴い、
日本から食品等を輸出する際に必要な証明書について情報を掲載しています』
シンガポール、タイ、韓国、中国、ブルネイ、ブラジル、ロシア
アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エジプト、モロッコ、EU、
香港、仏領ポリネシア、オマーン、バーレーン、米国、
イスラエル、レバノン、マカオ、ニューカレドニア
失った安心・安全を取り戻すにはまだまだ時間がかかりそうです。